ちょっと古いニュースですが、ビルマとエジプトで第二次大戦中のイギリス戦闘機が相次いで発見されました。
2012年4月27日付けのテレグラフ(The Telegraph)では、ビルマ(ミャンマー)に梱包されたままのスピットファイアMk.14が60機以上埋められており、回収が待たれているが、発見者と出資者がビルマ、イギリス両国政府を巻き込んで内紛を起こしていると報じています。
埋められたスピットファイアは、対日戦争用にイギリス本国から送られたものの、日本が降伏したため処分に困り埋めてしまったというものです。コールタールとグリスで保護された状態で埋められているため、新品のようなコンディションが維持されている可能性があります。しかし、ビルマは6月から雨期に入るため作業は年末まで待たなければならないそう。
また、テレグラフは5月20日付けで、エジプトのサハラ砂漠で、第二次大戦中に行方不明となったイギリス空軍のP-40キティホークが、発見されたと報じています。
人里離れた砂漠で発見されたP-40は、不時着したままの姿で、コクピットの計器類は完全に揃っており、機銃や銃弾もそのままだったといいます。パイロットが生存していた痕跡はあるものの、遺体は見つかっていません。
イギリスでは早期に回収することを望んでいますが、エジプト政府の動きが遅く、その間に部品が盗まれたり壊されたりしないかヤキモキしているようです。