岩国航空基地で2020年9月30日(水)と10月1日(木)、第31航空群の改編行事が挙行されました。第31航空群の第91航空隊を解隊、第81航空隊隷下に第811飛行隊と第812飛行隊を新編し、統合されました。これに伴い、第81航空隊は新たなスコードロンマークを採用しました。
これまで第81航空隊の第81飛行隊がEP-3電子戦データ収集機、OP-3C画像データ収集機で電子・画像情報収集、第91航空隊の第91飛行隊はU-36A訓練支援機とUP-3D訓練支援機で海上自衛隊艦艇部隊が行う対空射撃訓練など電子戦訓練支援をそれぞれ主な任務としていました。
今回の改編では、第81航空隊隷下の解析隊と、第91航空隊隷下の本部は第31航空群司令部に吸収され、数名の定員減が実施されました。飛行隊については第81航空隊の第81飛行隊をそのままに811飛行隊に名称を変更し、第91航空隊の第91飛行隊を第812飛行隊として新編しています。これにより、第31航空群は、司令部、US-2救難飛行艇を運用する第71航空隊、電子戦とその訓練を支援する第81航空隊の2個と整備隊などによる部隊となります。
第91航空隊は9月30日(水)に解隊式を実施し、第91航空隊司令が訓示し、第31航空群司令へ隊旗が返納されました。翌10月1日(木)は、航空集団司令官の園田海将が出席し、一連の統合・新編など改編式が挙行されました。