横田基地、サムライ即応監査スタート 10月30日まで

横田基地、サムライ即応監査スタート 10月30日まで

ニュース画像 1枚目:過去のサムライ即応監査
© U.S. Air Force photo by Osakabe Yasuo
過去のサムライ即応監査

アメリカ空軍横田基地で2020年10月21日(水)から10月30日(金)まで、サムライ即応監査(SRI:Samurai Readiness Inspection)が実施されます。期間中のうち10月21日(水)から10月25日(日)は図上訓練の予定です。今回のSRIは、通常の運用時間帯の7時30分から21時30分に航空機を使用します。外来機の使用は予定されていませんが、通常の運用より航空機の使用が増える予定です。

サムライ即応監査は、仮想戦闘環境で基地の機能をテストする運用即応演習(ORE:Operational Readiness Exercise)で、その監査が行われます。OREは、テロ攻撃や、航空機・地上戦闘力などによる基地への攻撃を想定し、その実践的な即応体制をとる訓練です。

大音響の出る特殊なスピーカを使い、サイレンや広報を行うパブリック・アドレス・システム(PAS)を使用する予定です。期間中には数回、金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させるグラウンド・バースト・シミュレーター(GBS)と煙幕も使用します。バッシュキャノン、あるいはフラッシュグレネード(閃光発音筒)も使用する可能性があります。

北関東防衛局は、アメリカ軍に演習で周辺住民への影響を最小限にとどめるよう配慮を申し入れています。また、周辺自治体も口頭要請で、基地外に影響を及ぼさない配慮、使用する航空機の安全対策の徹底などを申し入れています。

期日: 2020/10/21 〜 2020/10/30
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