シンガポール航空、ニューヨーク直行便再開 世界最長が4km延長

シンガポール航空、ニューヨーク直行便再開 世界最長が4km延長

ニュース画像 1枚目:シンガポール航空 A350-900ULR
© AIRBUS
シンガポール航空 A350-900ULR

シンガポール航空は2020年11月9日(月)から、ニューヨーク路線を再開します。これまでシンガポール/ニューアーク線を直行便で運航していましたが、シンガポール/ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ(JFK)線を直行便として運航します。使用する機材はエアバスA350-900ULRです。これにより現在、世界最長の路線の距離はシンガポール/ニューアーク線の15,344キロメートル(km)から、シンガポール/JFK線の15,348kmと4km長くなります。

JFKへの就航について、シンガポール航空は旅客と貨物の混載で適切なバランスを保つことができると説明しています。またニューヨーク直行便の再開は、シンガポール・チャンギ空港を経由し、乗り継ぎができる旅客の増加が後押ししています。貨物では、ニューヨーク周辺企業の製薬、電子商取引、テクノロジー企業を含む様々な業界から貨物需要が期待できます。アメリカ北東部からシンガポールへ向かう唯一の直行貨物便になります。

使用するA350-900ULRは、ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス187席を搭載しています。11月9日(月)から、シンガポール発が月、水、土、11月11日(水)からJFK発が月、水、金で、飛行時間はいずれも18時間超です。

シンガポール航空は現在、シンガポール/ロサンゼルス線の直行便を運航しています。アメリカ路線は今後、新型コロナウイルスによる需要急減からの回復を見ながら、他の地点への運航再開につなげていきます。旅客と貨物の両方の需要回復が判断基準になる模様です。

なお、ニューヨーク路線は新型コロナウイルスによる運休前までは、シンガポール/ニューアーク線が直行便でA350-900ULRを使用し、シンガポール/JFK線はフランクフルト経由でA380を使用していました。

■シンガポール航空 ニューヨーク路線
SQ24便 シンガポール 02:25 / JFK 07:30
    (月、水、土 )18時間5分
SQ23便 JFK 22:30 / シンガポール 06:10 (+2)
    (月、水、金)18時間40分
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