ニュージーランド空軍、嘉手納にP-3K2哨戒機を派遣 瀬取り監視

ニュージーランド空軍、嘉手納にP-3K2哨戒機を派遣 瀬取り監視

ニュース画像 1枚目:ニュージーランド空軍 P-3K2哨戒機
© NZDF
ニュージーランド空軍 P-3K2哨戒機

ニュージーランド空軍は2020年10月19日(月)、アメリカ空軍嘉手納基地を拠点に北アジア地域を監視するP-3K2哨戒機を派遣したと発表しました。ニュージーランド空軍の哨戒機派遣は、2018年9月、2019年10月に続く3度目の対応です。防衛省も同時にこの派遣を発表し、北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動の警戒監視活動を歓迎しています。

ニュージーランド空軍のP-3K2哨戒機による監視は、10月下旬から11月下旬にかけて実施します。国連安保理決議で禁止されている石油や石炭などの制裁対象物資を海上で積み替えするなど、制裁逃れの行動を探知、抑止につなげます。こうした活動は、北朝鮮の非核化と弾道ミサイル能力の放棄へ向かうため、国際社会による一致団結した取り組みです。

2020年4月以降の「瀬取り」への航空機による警戒監視活動は、オーストラリア空軍が2020年9月下旬から10月下旬にかけ、在日アメリカ軍嘉手納飛行場にP-8Aポセイドンを派遣、ニュージーランド空軍のP-3K2哨戒機は、これに続く派遣です。カナダ空軍も11月上旬から12月上旬にかけて、CP-140哨戒機を展開させ、監視活動を予定しています。

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