エアバス、初のモービル製造A220 デルタ航空へ納入

エアバス、初のモービル製造A220 デルタ航空へ納入

ニュース画像 1枚目:デルタ航空に納入されたA220-300
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デルタ航空に納入されたA220-300

エアバスは2020年10月22日(木)、アメリカ・アラバマ州モービルのA220専用の最終組み立て施設で製造した初のA220をデルタ航空へ納入しました。デルタ航空として初のA220-300の導入でもあり、機体記号(レジ)「N302DU」として登録されています。A220-300は、10月23日(金)に2機目の「N303DU」、10月26日(月)は3機目の「N304DU」がデルタ航空に引き渡しされ、モービルからアトランタに向けてフェリーされています。

エアバスはモービルで、A320ファミリーの最終組み立てライン格納庫とサポート格納庫を設けており、2019年8月にはモービルでA220の製造を開始しました。このA220最終組み立てラインの増設では、27万フィートの新施設を建設し、アラバマ州の工場敷地を倍に拡大しています。この施設はA220-100とA220-300の2機種を生産します。

モービル工場でのA220製造にあたり、これまでに約400名のアメリカ人スタッフが生産に関連する訓練を受けてきました。この教育プログラムは、A220プログラムと主要な最終組立ラインが設けられているカナダ・ケベック州ミラベルで実施されています。

なお、デルタ航空は計95機のA220を発注しており、A220の最大顧客でもあります。今回、受領したA220-300は初の機種で、これまでに受領したA220-100とあわせ、A220-300の2機種ともに保有、運航するアメリカ初の航空会社となります。このA220-300はビジネス12席、エコノミー118席、計130席で、A220-100のビジネス12席、エコノミー97席、計109席より21席多いシートを搭載しています。

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