イタリア空軍は2020年10月23日(金)、トリノのレオナルドの工場から最後のユーロファイター・タイフーンを受領しました。工場からの出発前には、イタリア空軍参謀長やレオナルドのCEO、レオナルド航空機部門のトップなどが出席し、式典が開催されました。
タイフーンは、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国が共同開発した戦闘機で現在はBAEシステムズ、ドイツとスペインのエアバス・ディフェンス&スぺース、レオナルドがそれぞれ製造を担当しています。イタリア空軍のアルベルト・ロッソ参謀長は、複数のNATO加盟国と共に、その防空システムを担うユーロファイターを完納に至ったことは、プログラムの重要な節目になると評価しました。
イタリア空軍では主に防空活動で使用していますが、これまでの任務や継続されている技術開発により情報・監視・偵察(ISR)活動や攻撃を含むマルチロール機として幅広い運用能力を獲得しています。