全日空(ANA)は2020年10月21日(水)、ホノルル発成田着のANA臨時旅客便で、ハワイ現地製造の日本酒を輸送しました。アイランダー・サケ・ブリュワリーが製造、2月14日に日本酒造りを開始したハワイの水で作られた銘柄です。ハワイ州で日本酒の現地製造は33年ぶりでした。
ハワイでは日本人がハワイへ集団移住した約150年前から、日本酒作りが続けられてきましたが、33年前にホノルルに残る最後の酒蔵が閉業し、ハワイでの日本酒醸造が途絶えました。今回、農薬、肥料、除草剤を使わずに育てた岡山県産雄町、北海道産の酒米きたしずく、さらにカリフォルニアローズのお米で作られたお酒をANAが輸送しました。
今回のハワイでの酒造り復活は、クラウドファンディングで実現し、コロナ禍の中でも酒造のオープンやANAの支援などで日本への輸出が実現しました。