防衛省は2020年10月30日(金)、航空自衛隊のF-2戦闘機の後継の次期戦闘機F-X開発について、三菱重工業と契約を締結しました。防衛省は、三菱重工とともにF-X開発を「着実に進めてまいります」とコメントしています。
F-X開発は、F-2戦闘機の更新機を目指した取り組みで、日本主導で量産化にこぎつける方針です。F-X開発に先立ち、防衛装備庁が実証機としてX-2を飛行させ、ステルス性能の技術を確認しています。重視されるステルス性能については海外企業からの情報も求めて開発を進めます。エンジンではIHIが推力15トン級ジェットエンジンのプロトタイプエンジンXF9-1開発を手がけています。
F-2開発時と異なる技術環境もあることから、国内の防衛産業がF-X開発に主体的に取り組むことで、ブラックボックスの無い戦闘機開発を目指しています。