海上自衛隊は2020年11月3日(火)から11月6日(金)まで4日間、日米印豪共同訓練「マラバール2020」に参加しています。「マラバール」はアメリカとインドによる共同訓練として実施され、日本が正式に参加国となって以降、2019年は初めてホスト国として訓練を実施しました。
2020年はインド東方海空域のベンガル湾を訓練空海域として、日本、アメリカ、インドに加え、オーストラリアが参加しています。日米印豪の4カ国によるインド太平洋地域での共同訓練は初めてです。訓練は、ベンガル湾に加え、11月中旬にアラビア海北部で実施することも調整されています。
参加部隊は、海自から護衛艦「おおなみ(DD-111)」、アメリカ海軍はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン(DDG-56)」、インド海軍は駆逐艦「ランヴィジェイ(D55)」、フリゲート艦「シヴァリク(F47)」、補給艦「シャクティ(A57)」、潜水艦「シンドゥライ(S57)」、オーストラリア海軍からフリゲート艦「バララット(FFH-155)」です。インド海軍のP-8Iポセイドンも参加しています。
海上演習は、4カ国の海軍・自衛隊とアメリカ海兵隊が相互運用性の向上を目指した共同訓練をはじめ、各種高度な戦術訓練が実施される計画です。