シンガポール航空、貨物温度管理サービスで認定取得 関空発着も対象

シンガポール航空、貨物温度管理サービスで認定取得 関空発着も対象

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シンガポール航空は、温度管理コンテナの製造・リースを手がけるスウェーデンのエンバイロテイナーによるプロバイダー・トレーニングを経て、「QEP(Qualified Envirotainer Provider) 認定1」を取得しました。2020年第3四半期に認定されており、東南アジアで初となるQEP認定1取得でした。

エンバイロテイナー社のQEP認定は、シンガポール航空が医薬品の取り扱いで、適切な品質管理、社員教育の継続など、安全で信頼性の高いサービスを提供できる体制が整っていること認めたものです。新型コロナウイルス感染拡大の状況下、医薬品関連業界に、貢献できることを表します。

11月現在、QEP認定を受けたシンガポール航空のネットワークは本拠のシンガポール、日本乗り入れ地点の関西国際空港の発着を含め、メルボルン、シドニー、オークランド、ベンガルール、ムンバイ、チューリッヒ、バーゼル、アムステルダム、ブリュッセルです。シンガポール航空は引き続き、対象となる地点の拡大に取り組みます。

シンガポール航空は2018年9月から、時間や温度など厳格な管理が必要な医薬品輸送向けの低温流通体系「スルークール」を開始しています。医薬品輸送の需要が高いチューリッヒ/シンガポール/シドニー路線を皮切りに、サービスを開始しています。

「スルークール」で使用されているスカイセルのコンテナは、周囲の温度に関わらず、医薬品の温度が摂氏2度から8度、または摂氏15度から25度を保つように設計されています。コンテナにはIoTセンサーが装備され、データクラウドに接続し品質を確認することも可能です。

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