ツポレフのカザン航空工場で2020年11月3日(火)、新たなNK-32-02エンジンを搭載したTu-160M戦略爆撃機が初飛行しました。高度はおよそ6,000メートル、飛行時間は2時間20分でした。
新型エンジンの搭載は、Tu-160Mの近代化の一環として進められている改良です。初飛行では飛行システムや機器の作動を確認し、確認項目いずれも想定通りの動きでした。
Tu-160Mは、軍用機で最大の可変翼型超音速機Tu-160をベースに、近代化が進められた戦略爆撃機です。最高時速2,000キロメートル(km)を達成しています。Tu-160Mの改良型試作機は2月2日に初飛行したとロステックでは発表しています。