中部国際空港(セントレア)に2020年11月30日(月)、PCR検査センターがオープンします。このPCR検査センターは、高速で鼻咽頭PCR検査を行う機器を導入し、検体採取から証明書発行まで約3時間と短時間で実施します。高速の鼻咽頭PCR検査機器を導入する国内空港は、初めてです。
日本から海外へ出発する前、旅行者は迅速なPCR検査の受検と、陰性証明書の取得が求められています。それを実現する体制構築は日本と海外の往来再開に重要な役割を果たします。
愛知県は、空港診療所を運営する藤田学園、セントレアと協力し、検査体制を構築しています。すでに10月12日(月)から、藤田学園が運営する3病院とPCR検査センターを有する藤田医科大学が連携し、渡航者向けPCR検査を実施し、陰性証明書を出発当日にセントレアで受け取れるサービスを開始しています。
PCR検査センターは原則、年中無休で運営し、事前予約で対応します。時間は9時から17時で、検査は1日あたり最大約100件を実施します。検査料は未定です。
この施設の開所にあたり、11月28日(土)に開所セレモニーが開催されます。第1ターミナル2階北側の藤田医科大学中部国際空港診療所で、愛知県の大村知事などが出席してセレモニーが開催されます。愛知県は成田、羽田、関西の3空港に加え、国際旅客の拡大を促進する考えから、PCRセンター設置など体制構築に取り組んでいます。