ヴォルガ・ドニエプル航空、An-124-100の運航を一時停止

ヴォルガ・ドニエプル航空、An-124-100の運航を一時停止

ニュース画像 1枚目:ヴォルガ・ドニエプル航空、An-124-100
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ヴォルガ・ドニエプル航空、An-124-100

ヴォルガ・ドニエプル航空は2020年11月25日(水)から、An-124-100、An-124-150の民間機運航を一時的に停止しています。ヴォルガ・ドニエプル航空のAn-124-100、機体記号(レジ)「RA-82042」が2020年11月13日(金)、ノボシビルスクのトルマチェヴォ空港に緊急着陸した事案を受けた措置です。

11月13日(金)、「RA-82042」は離陸直後にD-18Tシリーズのエンジンファンディスクに不具合が発生、エンジンが故障し、制御システムにも支障が及びました。この機体は当時、燃料タンクを満載し、84トンの貨物を搭載していました。その中で、エンジンの故障と制御系統の喪失があったものの、乗務員は離陸した滑走路に戻りました。その際に滑走路逸脱が発生しています。

この事故を受け、ロシア連邦航空局はヴォルガ・ドニエプル航空の専門家を含む事故調査委員会を通じ、原因の特定にあたっています。

ヴォルガ・ドニエプル航空は、貨物輸送の顧客、パートナーに告知しつつ、契約上の義務を果たしながら、An-124-100(-150)の安全な運航再開に向けた対応を講じる方針です。

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