777政府専用機、任務運航10回達成 最長距離は初任務の3万キロ | FlyTeam ニュース

777政府専用機、任務運航10回達成 最長距離は初任務の3万キロ

ニュース画像 1枚目:任務運航達成第10回 記念撮影
任務運航達成第10回 記念撮影

航空自衛隊千歳基地は、所在する特別航空輸送隊による777特別輸送機の任務運航達成第10回を記念し、写真撮影しました。政府専用機として知られる777特別輸送機は、2019年3月24日(日)にそれまでの747-400から、引き継ぎされました。ボーイング777-300ER型機をベースに、スイス・バーゼルで客室内の内装工事などを経て、2018年8月17日(金)に千歳基地に到着した機体です。

要人輸送の初任務は2019年4月22日(月)から4月29日(月)で、当時の安倍首相のヨーロッパ、アメリカ、カナダ訪問に伴う運航でした。初任務は各飛行場の直線距離の単純合計で29,892キロメートル(km)を記録しました。これは777特別輸送機が任務に着いた10回の中でもっとも長い距離の移動でした。もっとも短い移動は、当時の安倍首相がG20大阪サミット出席のため、2019年6月27日(木)に羽田から伊丹へ向かった405kmでした。

計10回の任務は、飛行場を直接距離で結ぶ単純合計で14万2,819キロメートルを移動しています。訪問国数は15カ国で、アメリカ、フランス、ベルギーは2回ずつ訪問しています。ただし、アメリカはワシントンとニューヨーク、フランスはパリとボルドーと異なる空港を使用しており、同じ空港・基地の使用はベルギー・ブリュッセルのブリュッセル国際空港に併設されているメルスブローク空軍基地のみです。

この任務中、2019年11月3日(日)に羽田からバンコクに向かう際、首相が搭乗した機内で機内食を温めるオーブンから煙が上がるボヤ騒ぎの事案が発生しました。けが人も無く、予定通りに運航されたものの、当時の河野防衛相は「天皇陛下もお乗せする飛行機できちんとしたい」と陳謝することもありました。

■777特別輸送機の任務運航
任務
回数
期間主な輸送対象飛行距離(km)主な経路
(1)2019年4月22日(月)〜4月29日(月)首相:安倍晋三29,892羽田->フランス・パリ->イタリア・ローマ->
オーストリア・ウィーン->ベルギー・ブリュッセル
->アメリカ・ワシントンD.C.->カナダ・オタワ
->羽田
(2)2019年6月12日(水)〜6月14日(金)首相:安倍晋三15,455羽田->テヘラン->羽田
(3)2019年6月27日(木)首相:安倍晋三405羽田->伊丹
(4)2019年8月23日(金)〜8月27日(火)首相:安倍晋三20,512羽田->ボルドー・メリニャック空港->羽田
(5)2019年9月4日(水)〜9月6日(金)首相:安倍晋三2,179羽田->ウラジオストク->羽田
(6)2019年9月23日(月・祝)〜9月28日(土)首相:安倍晋三26,279羽田->ニューヨーク->ブリュッセル->羽田
(7)2019年11月3日(日)〜11月5日(火)首相:安倍晋三9,181羽田->バンコク->羽田
(8)2019年12月23日(月)〜12月25日(水)首相:安倍晋三7,025羽田->北京->成都->羽田
(9)2020年1月11日(土)〜1月15日(水)首相:安倍晋三19,430羽田->サウジアラビア・リヤド->ウラー
->アブダビ->オマーン・マスカット->羽田
(10)2020年10月18日(日)〜10月21日(水)首相:菅義偉12,461羽田->ベトナム・ハノイ->インドネシア・ジャカルタ->羽田
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