エミレーツ航空、A380新造機を受領 12月はさらに2機追加

エミレーツ航空、A380新造機を受領 12月はさらに2機追加

ニュース画像 1枚目:ドバイに到着したA380「A6-EVL」
© Emirates
ドバイに到着したA380「A6-EVL」

エミレーツ航空は2020年12月4日(金)、2020年に導入する3機のエアバスA380型機のうち1機目、通算では116機目の機体記号(レジ)「A6-EVL」を受領しました。デリバリーフライトの出発地であるハンブルクで従来型ジェット燃料と持続可能な航空燃料(SAF)の混合燃料を給油し、12月5日(土)にドバイに到着しています。12月末にはさらにA380を2機、受領する予定です。

A380を12年前に導入して以来、エミレーツ航空はこの機種をフラッグシップ機として展開し、現在では世界最大の旅客機を世界で最も多く使用している航空会社となっています。大きな機体だからこそ実現できる機内ラウンジやシャワースパなど、旅客に魅力的な施設を備えていることも特徴の1つです。

新型コロナウイルスの影響で旅客数が大幅に減少し、A380の運航を取りやめる会社もありますが、エミレーツはその大きさを逆手に取り、旅客がそれぞれソーシャルディスタンスを取りやすい機材として運航を再開しています。

また、A380は製造中止が決まっており、12月に3機を導入すると、残る新造機は5機となります。ただし、今後10年間、エミレーツはフラッグシップ機として使い続ける計画で、コロナ禍からの需要の回復に合わせ、多くの路線に再導入する方針です。

なお、フェリーフライトで使用したSAFは、エミレーツ航空のA380では初めての使用でした。このSAFは、フィンランドでの使用済み食用油から製造されたバイオ燃料です。

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