ヴァージン・オーストラリア、737 MAX 10のみ導入 契約変更

ヴァージン・オーストラリア、737 MAX 10のみ導入 契約変更

ニュース画像 1枚目:ヴァージン・オーストラリア、737 MAX イメージ
© Virgin Australia
ヴァージン・オーストラリア、737 MAX イメージ

ヴァージン・オーストラリア・グループは2020年12月9日(水)、ボーイング737 MAXの契約と納入スケジュールの変更について、ボーイングと合意に達したと発表しました。ヴァージン・オーストラリア・グループは企業再編を進めており、保有機の効率性と、顧客に提供するフライト体験の向上を両立する目的で、ボーイングとの交渉が進められました。

これまでの契約は、25機の737 MAX 10を2021年7月から、23機の737 MAX 8を2025年2月から、それぞれ受領する予定でした。この契約を一旦破棄し、新たに737 MAX 10を25機、2023年半ばから導入する内容です。これにより、ヴァージン・オーストラリアは737 MAX 8は導入しません。

現在、ヴァージン・オーストラリアは2020年の新型コロナウイルス・パンデミック前に保有していた多機種を整理し、短・中距離路線向けの737に統一することでコスト効率を高め、複雑な運航形態を解消しています。海外旅行の需要回復が遅れると予想される中、今回の737 MAX 10の再契約と納入スケジュールの変更により、競争力を維持しながら将来の保有機材を見直す柔軟性が生まれます。

特に、737 MAX 10はオーストラリア国内線の需要の高い路線、短距離国際線、さらに発着枠の制約がある地点への就航時に使用することができます。また、ヴァージン・オーストラリア・グループは、長距離国際線の需要が回復した時点でワイドボディ機による定期便を再開するため、航空機メーカーと機材戦略の協議を継続する方針です。

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