関西エアポート、中間決算の営業収益 前年比78%減

関西エアポート、中間決算の営業収益 前年比78%減

ニュース画像 1枚目:関西国際空港
© 関西エアポート
関西国際空港

関西エアポートは2020年4月から9月までの2020年度中間連結決算で、営業収益は266億円、営業損失は225億円、経常損失は260億円、中間純損失は178億円でした。新型コロナウイルス感染拡大から、前年同期比で営業収益は78%減少しました。固定費が大きく、人件費を含め費用削減に取り組むものの、営業損益は前期比586億円、経常損益は568億円、中間純損益は432億円、それぞれ減益でした。

コロナの影響を受け、旅客便を中心に減便・運休が相次いでいます。運営する関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の3空港合計の発着回数は7.6万回、航空旅客数は350万人と、前年比でそれぞれ60%減、87%減でした。

このうち、国際線旅客数は上半期の6カ月間、前年の1%にも達しない状況でした。国内線は、5月を底に、緩やかに回復しつつあり、9月は前年比で3割から4割ほどに回復しています。

3空港別には、国際線を主力とする関空が発着回数で前年比74%減、航空旅客数で95%減ともっとも大きな影響を受けています。ただし、旅客便の運休による貨物スペースのひっ迫で、貨物便は増加しています。

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