中日新聞、BK117D-3を新規契約 報道用として初

中日新聞、BK117D-3を新規契約 報道用として初

ニュース画像 1枚目:5枚ブレード、同型のH145
© AIRBUS
5枚ブレード、同型のH145

川崎重工は2020年12月9日(木)、中日新聞社からH145//BK117D-3型機を受注したと発表しました。この機体は、中日新聞社と東海テレビ放送の報道用ヘリコプターとして共同運航されます。川崎重工のD-3受注はこれで6機目、報道用機材では初受注です。

D-3は、定員は標準10名、最大12名で、現行機のBK117D-2(D-2)の改良型です。フルフラットフロアを備えたキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化が大きな特徴です。コクピットには、最新のアビオニクスを搭載し、パイロットの負荷が低減されています。また、外観ではメインローターが5枚になり、快適性が向上しています。

5枚ローターのH145はヨーロッパ航空安全庁(EASA)から6月に型式証明を取得し、9月にノルウェーの運航者に初めて納入されています。川崎重工がエアバス・ヘリコプターズと国際共同開発および分担製造を手がけており、国土交通省航空局の型式証明の取得後、2021年春ごろに国産初号機を納入する予定です。

中日新聞は現在、BK117ではBK117C-2の機体記号(レジ)「JA05CP」を保有しています。このほか、2002年と2005年に導入したユーロコプターEC135P2型機を2機、計3機体制で運航しています。

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