愛知県は新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長引く見通しのため、県内の航空関連企業の雇用を支援します。中部国際空港(セントレア)の従業員15名を県が受け入れるほか、航空関連企業の従業員を受け入れるため、出向などの相談・受付、受入れに向けた調整などを実施します。
新型コロナウイルス感染症により航空旅客の需要が9割減を記録し、航空会社をはじめ、グランドハンドリング会社、空港会社などの航空関連企業は、雇用を維持するのが困難な状況にあります。その一方、コロナ後には高い航空需要が想定されており、現段階で関連人材が流出すると、中部地域で需要が回復した場合に航空関連人材の不足が想定されます。
このため、一時的に雇用過剰の状態になっている従業員の出向などの相談を県が受け付け、出向の受け入れ先について市町村、地元経済界に幅広く呼びかけ、航空関連企業から従業員の受け入れが進むよう調整に取り組みます。
愛知県は、中部国際空港が100%出資する中部国際空港旅客サービスで免税店、ロビー売店、案内所、カード会社ラウンジ、外貨両替などとして勤務する従業員15名を受け入れます。期間は、2021年2月から2022年3月までの予定です。