ピーチ・ジェットスター・春秋、国内線の年末年始予約率 27～58%

格安航空会社(LCC)のピーチ、ジェットスター・ジャパン、春秋航空日本(SPRING JAPAN)は、2020年度年末年始の国内線・国際線の予約状況を発表しました。年末年始期間は2020年12月25日(金)から2021年1月3日(日)まで、計10日間です。

国内線の予約状況のうち、ピーチは提供座席数が前年比120.6%と3社で唯一増加し、予約数は前年比79.4%と前年割れながらコロナ禍の中、健闘しています。12月の就航予定を含め、2020年開設が8路線あり、これが供給座席数の前年増を記録した要因と考えられます。ピーチは、成田空港の発着路線で2020年3月に長崎と鹿児島線、8月に釧路と宮崎線を新規就航し、新千歳空港と仙台空港を発着する那覇線を10月に開設しています。また、12月24日(木)には、中部国際空港(セントレア)を発着する新千歳、仙台線を運航します。

なお、ジェットスター・ジャパンは提供座席数は前年比68%、予約数は46.9%、予約率は58.4%です。また、春秋航空日本は、座席提供数が前年比33.3%、予約数は前年比9.8%に減少しています。

一方、コロナ禍で打撃の大きい国際線では、春秋航空日本が提供座席数や予約数が3社の中では最も多く、提供座席数は前年比6%の1,134席、予約数は前年比6.4%の969人、予約率は85.4%です。ピーチは前年比0.8%の900席を提供しますが、予約率は6.1%の55人です。ジェットスター・ジャパンは国際線の6路線とも全便運休を継続しており、年末年始の運航はありません。