成田空港、11月の航空機発着回数 前年比5割まで改善

成田空港、11月の航空機発着回数 前年比5割まで改善

ニュース画像 1枚目:成田空港に飛来する貨物専用機 イメージ (ちゃぽんさん撮影)
© FlyTeam ちゃぽんさん
成田空港に飛来する貨物専用機 イメージ (ちゃぽんさん撮影)

成田国際空港(NAA)は2020年11月の運用状況を発表しました。新型コロナウイルスによる旅客需要の減少で打撃を受けるなか、航空機発着回数が前年比5割まで改善しています。また、旅客数も改善傾向を見せています。

航空機発着回数は、全体が10,448回で前年比49%でした。4月から9月までの発着回数は前年比30%台、10月に43%、11月にようやく前年比のおよそ半分にまで回復しました。なお、11月の国内線旅客便の発着回数は前年比56%で2,300回、国際線旅客便は24%の3,571回でした。

旅客数は全体が前年比11%の401,002人、このうち国内線は前年比43%の255,319人、国際線は前年比5%の145,683人でした。国際線は以前として大きな打撃を受けていますが、10月の118,739人と比較すると、約2割に当たる約27,000人が増加しています。この増加には、レジデンストラックやビジネストラックなどの入国制限の緩和が背景にあると考えられます。

なお、国際航空貨物量は前年比104%の195,728トンでした。国際旅客便の運休・減便により貨物スペースが減少し、貨物臨時便が多数運航されています。このため、国際貨物便の発着回数は4,098回で、過去最高を更新しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く