関西3空港、11月国内線 旅客数が前年6割まで回復

関西3空港、11月国内線 旅客数が前年6割まで回復

関西エアポートは、運営する3空港の2020年11月の利用状況をまとめました。発着回数・旅客数ともに10月より増加し、国内線旅客数は前年比で6割まで回復しています。3空港の旅客数は、国内線が前年40%減の139万2,759人、国際線が99%減の2万3,441人、発着回数は国内線が前年22%減の1万4,009回、国際線が79%減の2,718回でした。

このうち関西国際空港の旅客数は、総旅客数が前年比88%減の31万7,665人でした。このうち国内線旅客数は前年比48%減の29万4,224人で、10月の27万8,038人から増加しました。一方、11月の国際線旅客数は2万3,441人で、引き続き前年比99%以上の減少率ですが、段階的な入国制限の緩和により、増加傾向にあります。

関空の総発着回数は前年比68%減の5,378回でした。このうち、国内線の発着回数は前年比32%減の2,660回、また、国際線発着回数は前年比79%減の2,718回で引き続き大幅な減少が続いているものの、10月より増加しています。

伊丹空港は、国内線発着回数が前年比22%減の8,853回、国内線旅客数は38%減の91万2,316人でした。神戸空港は国内線発着回数が前年比12%減の2,496回、国内線旅客数は38%減の18万6,219人で、両空港とも発着回数・旅客数は10月に比べ増加しています。

なお、関空発着の国際貨物便は、旅客便減少で供給がひっ迫したことから、発着回数は前年比71%増の2,128回と大幅に増加したものの、総貨物取扱量は前年比12%減の6万0,559トンにとどまりました。

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