ピラタス・エアクラフト、100機目のPC-24を引き渡し

ピラタス・エアクラフト、100機目のPC-24を引き渡し

ニュース画像 1枚目:100機目の納入となったPC-24
© Pilatus Aircraft
100機目の納入となったPC-24

スイスのピラタス・エアクラフトは2021年1月5日(火)、ルクセンブルグのジェットフライ・アビエーションに100機目のPC-24を引き渡したと発表しました。ジェットフライは、ビジネスジェットやプライベートジェットのフラクショナル・オーナーシップ事業を展開し、オーナーや共同所有者に代わり機材を運航しています。今回の受領で、ジェットフライのPC-24は計10機となりました。

PC-24は、ピラタス・エアクラフトが開発・製造した初のジェット機で、2018年に初号機が引き渡しされました。客室の広さや快適性を確保しつつ、高速での移動が可能なほか、機体後部の大型貨物ドアを標準装備し、短距離滑走路での離着陸機能を保有するなど、多用途で使用できる機材です。これまで納入された機材は、オーストラリアやアメリカで救急搬送、ドイツ自動車メーカーのビジネス出張用途、南アフリカやスイスでは政府関係者の輸送機などとして使用されています。

中型ジェット機に位置付けられるPC-24は、乗客10人がゆったり搭乗可能です。シートは個別に調整でき、機内にはトイレが付属し、フライト中にもアクセスできる手荷物エリア、ワードローブなどが備えられています。

ニュース画像 1枚目:PC-24
© Pilatus Aircraft Ltd
PC-24

当初から短距離や未舗装の滑走路での使用を想定して設計され、いわゆる「ラフフィールド」で離着陸できるため、目的地に最も近い飛行場を利用可能です。ビジネス、政府関係者、救急搬送などいずれの目的でも柔軟性を確保できることが、この機体を選定する大きな要因となっています。

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