ボーイング、KC-46空中給油機を12機受注 計79機に

ボーイング、KC-46空中給油機を12機受注 計79機に

ニュース画像 1枚目:KC-46Aペガサス
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Cody Dowell
KC-46Aペガサス

ボーイングはアメリカ空軍からKC-46A空中給油機12機を受注しました。総額17億ドルで、今回が第6ロットの発注分です。この契約により、ボーイングはKC-46Aタンカー計79機分の正式契約を済ませました。

KC-46は、ボーイングが製造を手がける民間機のボーイング767-2C型機をベースに軍用に転用した機種です。空中給油任務をはじめ、人員、貨物輸送、さらに医療輸送任務を含む多用途機として開発されました。シアトルのエバレット工場で179機の製造が見込まれています。

アメリカ空軍への納入は2019年1月に開始し、これまで42機のKC-46Aが引き渡しされています。現在は4基地に配備されています。日本向けのKC-46空中給油機の製造も進んでおり、航空自衛隊向け初号機は2021年に引き渡し予定です。

ボーイングは2016年8月、初期低率生産として7機、12機で最初の2つの生産ロットを受注しました。第3ロットで2017年1月に15機分、第4ロットは2018年9月に18機分、第5ロットは2019年9月に15機分をそれぞれ受注しています。

メニューを開く