エアバス、A320ファミリー月産機数 増加ペースを鈍化

エアバス、A320ファミリー月産機数 増加ペースを鈍化

ニュース画像 1枚目:ハンブルクのA320最終組み立てライン
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ハンブルクのA320最終組み立てライン

エアバスは2021年1月21日(木)、A320ファミリー月産機数の変更を発表しました。市場環境にあわせ、月産機数の増加ペースを鈍化させます。

A320ファミリーの生産レートは現在、月産40機です。最新の計画は、2021年第3四半期の7〜9月に43機へ、第4四半期の10〜12月は45機に増やします。これまでは、7月から月産47機へ増加させる計画でしたが、その増加スピードを遅らせます。エアバスはA320ファミリーをトゥールーズ、ハンブルク、中国・天津、アメリカ・モービルの世界4箇所の最終組み立てラインで製造しています。

ワイドボディ機の月産機数は、現状維持を継続する計画です。現在、A350は月産およそ5機、A330は2機です。

エアバスは、航空旅客が新型コロナウイルス流行以前のレベルに戻る時期を2023年から2025年と想定しています。この予想に基づいて市場環境を注視し、顧客の航空機の需要に対応しつつ、世界の航空旅行市場の回復に応じた調整が可能な生産能力を保ちます。

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