世界のパイロット、失職は30% 大きな打撃受けつつ需要回復に期待 | FlyTeam ニュース

世界のパイロット、失職は30% 大きな打撃受けつつ需要回復に期待

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パイロットの今の気持ちを聞いた調査

世界のパイロット2,598人から回答を得た「パイロット調査2021」の結果が公開されました。これによると、回答者のうち現在もパイロットとして勤務している割合は43%、解雇を含む勤務していない割合は30%、特別休暇が17%、航空業界のパイロットでは無い職種で勤務中が6%、他業種へ就職した割合は4%でした。詳細な回答からは、新型コロナウイルスが突然、航空業界のビジネスを襲い、現在も大きな影響を及ぼしている一端が垣間見えます。

2019年は過去最高の求人数を記録したものの、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは航空業界で最も取得が難しい資格のパイロット業務にも大きな影響を及ぼしていることが鮮明になっています。この調査は、パイロットの求人情報業務を手がけるグース・リクルートメントと、航空専門情報を扱うフライトグローバルが提携し、2020年10月に実施されました。

現在、パイロットとして勤務していないとの回答者のうち、その要因は84%が新型コロナウイルスと回答しています。このうち、61才の回答者は「トーマスクックで教官機長として勤務していたものの、会社破綻で解雇。フライビーで機長職を得たものの、運航停止で解雇。パイロットとして働く機会は得られないかもしれない」とコメント。さらに、「今年(2020年)は、パンデミックの影響で4社の職を失った」と悲痛な叫びも寄せられています。

こうした無職のパイロットたちの66%は新たな職を探していると回答、さらに15%は航空業界のビジネス環境が回復してから求職すると回答しています。パイロット以外の職に着くとの回答は9%に止まり、中には退職との回答も7%ありました。

なお、パイロットとして雇用されている人たちも不安に苛まれています。調査では、自身の雇用の安定性を聞いており、それを心配する人は82%に上りました。2019年の同様の質問では52%で、雇用が守られるか心配する人たちが急激に増えています。

将来の人々の航空旅行については、27%が長期的な影響があると考えていますが、19%が需要はコロナ前に回復すると信じています。残る54%は、長期的に何らかの変化はあるものの、過去の習慣と同じように旅行に戻ると期待を寄せています。

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