ANA、第3四半期決算 営業損失3,624億円 旅客収入の回復厳しく

ANA、第3四半期決算 営業損失3,624億円 旅客収入の回復厳しく

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ANA 787-9

ANAホールディングスは2021年1月29日(金)、2021年3月期の第3四半期決算を公表しました。第3四半期決算は、売上高が前年比66.7%減の5,276億円、営業損失3,624億円、経常損失3,507億円、第3四半期純損失3,095億円でした。営業費用は5,724億円減少した8,900億円です。

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を受け、旅客需要が低迷し、売上高は前年同期の半分にも満たず、運航規模を縮小しています。燃油費・空港使用料など変動費を削減し、役員報酬・管理職賃金・一時金など人件費を抑制し、営業費用を抑えたものの、営業損失を計上する状況が続いています。

主力の旅客収入は、国際線が前年比93.6%減の323億円、国内線は71.7%減の1,563億円となりました。2003年のSARS発生時、さらには2001年の米国同時多発テロと航空需要に大きな影響を与えた出来事をはるかに上回る減少が長期化しています。

貨物収入は、国際線が前年比30.0%増の1,016億円、国内線は22.0%減の153億円です。旅客と比べた場合、国際貨物は好調と言えるものの、旅客便の収入減を補う程度には及んでいません。貨物専用機による臨時便・チャーター便の運航、10月に成田/フランクフルト線、12月に成田/バンコク線でボーイング777貨物機(F)を投入し、大型機を就航させるなど積極的に需要の取り込みを続けています。

なお、ピーチによる格安航空事業でも旅客収入は76.1%減の153億円に止まっています。路線ネットワークは今後も見据え、8月に成田発着の釧路・宮崎線、10月に新千歳/那覇線、仙台/那覇線、12月に名古屋(セントレア)発着の新千歳・仙台線を新規開設。国際線も10月には台北線を一部再開しています。

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