セントレア、2020年の旅客数 前年比72%減で過去最低

セントレア、2020年の旅客数 前年比72%減で過去最低

ニュース画像 1枚目:閑散とするセントレア イメージ(kushir6さん撮影)
© FlyTeam kushir6さん
閑散とするセントレア イメージ(kushir6さん撮影)

中部国際空港(セントレア)は、2020年暦歴の空港運用実績を発表しました。新型コロナウイルスによる需要の落ち込みを受け、総旅客数は381万人と前年比72%減となり、暦歴として過去最低を記録しました。

このうち国際線は、前年比85%減の100万人、国内線は前年比58%減の281万人でした。旅客数は1月が59万5,775人、2月が32万8,549人、3月は65,006人で、4月から12月は1万1,366人です。

コロナ禍では一時期、全便が運休。6月中旬からフィリピン航空がマニラ線を運航再開し、12月には航空会社5社がマニラ、台北、ソウル・仁川、シンガポール線を運航しました。11カ月連続で前年割れではあるものの、12月の旅客数は前月の倍となる4,000人に増加しています。

国内線では、前年比58%減の281万人で、こちらも暦年として過去最低を記録しました。緊急事態宣言中の5月に、旅客数約3万人と最も落ち込み、以降は徐々に回復。GoToトラベルキャンペーンの追い風も受け、11月には31万人を超えましたが、感染再拡大を受け、12月の搭乗者数は24万人と再び減少しています。

なお、構内営業売上は前年比81%減の81億7,000万円で、このうち、免税店の売上は87%減の35億4,200万円でした。12月は11カ月連続で前年割れであるものの、国際線の増加にともない、12月は前月比で80%増を記録し、若干の回復を見せています。

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