日本貨物航空747-8F、成田着陸時に機体後部を損傷 JA13KZ

日本貨物航空747-8F、成田着陸時に機体後部を損傷 JA13KZ

ニュース画像 1枚目:日本貨物航空 747-8F イメージ
© Boeing
日本貨物航空 747-8F イメージ

日本貨物航空(NCA)が運航するボーイング747-8貨物機(F)、機体記号(レジ)「JA13KZ」が2021年2月1日(月)、成田空港着陸時に機体後部を損傷する事案が発生しました。国土交通省航空局は、この事案を航空事故と認定し、運輸安全委員会が原因調査を開始します。

「JA13KZ」は損傷事案発生時、香港発成田着のNCA258便として運航。 成田国際空港のA滑走路に向けて18時51分頃に進入中、気流が乱れていたことから着陸をやり直し、19時9分に着陸しました。到着後の機体点検で、胴体後方の下部に擦過痕が発見されました。この機体には、運航乗務員2名が乗務していましたが、怪我などはありません。

Flightawareのデータによると、1度目の成田空港着陸時に0メートルが記録されています。ただし、擦過痕が残る原因は1度目、2度目のいずれの着陸時か運輸安全委員会の調査を待つ必要があります。また、気象庁によると、成田周辺の最大瞬間風速は1度目の着陸時が南風5.1メートル、2度目は南南西9.3メートルでした。

「JA13KZ」は2014年8月に初飛行、NCAに同年10月にデリバリーされている7年目の機体です。貨物専用機として製造されており、エンジンはGE製のGEnx-2Bエンジンを4基搭載しています。

※追記:この事案は発生後、NCAから国土交通省への報告直後は「重大インシデント」でしたが、その後「航空事故」に認定されています。これにあわせ、配信後に「重大インシデント」を「航空事故」に修正しています。(2021年2月2日(火) 14:27)

期日: 2021/02/01
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