チャイナエアライン、マイナス80度に対応する超低温輸送サービス開始

チャイナエアライン、マイナス80度に対応する超低温輸送サービス開始

ニュース画像 1枚目:チャイナエアライン 747-400F イメージ
© China Airlines
チャイナエアライン 747-400F イメージ

チャイナエアラインは2021年2月1日(月)、マイナス80度まで冷却した新たな超低温輸送サービスを開始しました。チャイナエアラインは2013年から医薬品の低温輸送事業に進出し、2019年4月に台湾籍で唯一、国際航空運送協会(IATA)が策定する医薬品航空輸送品質認証制度「CEIV Pharma」の国際認証を取得している航空会社です。

今回のマイナス80度の超低温輸送は、パッシブコンテナを使用します。パッシブコンテナは、従来の電動式ではなく真空断熱パネルを採用し、ドライアイスを使用することで指定された温度を最大5日間、維持する輸送コンテナです。これにより、マイナス80度の低温保存を実現し、ワクチンの有効性、輸送中の品質、費用対効果の高い航空輸送を提供します。

一般に低温での航空貨物輸送は、季節が異なる北半球と南半球を移動する場合でも、外気温の変化からの影響を抑えるため、温度制御を備えたコンテナが使用されています。インフルエンザワクチン、抗がん剤、インスリン、迅速検査薬など、摂氏25度からマイナス20度で保管する搭載物を、安全・安定的に輸送できます。

チャイナエアラインは、貨物専用機でフランクフルト、ロンドン、ニューヨーク、シカゴなど欧米の主要都市に就航しています。また、ワクチン輸送では提携する航空会社との協議も進めています。

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