ベトジェット、コロナ禍で約3億円の黒字

ベトジェット、コロナ禍で約3億円の黒字

ニュース画像 1枚目:ベトジェットエア、貨物を搭載する様子
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ベトジェットエア、貨物を搭載する様子

ベトジェットエアは、2020年の連結決算で黒字を計上しました。コロナ禍で旅客機の一部を貨物輸送用に転用するなど貨物事業に力を入れ、税引後利益で700億ドン(約3億1,800万円)を確保。パンデミックの中でも人員削減を行わず、黒字を達成しています。

ベトジェットエアは、ベトナムで初めて旅客機の客室に貨物を搭載する輸送方法を導入し、貨物の輸送能力を強化しました。第4四半期の貨物収入は前年同期比75%増で、2020年の航空貨物の成長率は16%に達しました。

コスト削減にも取り組み、サプライヤーとの値引き交渉で運航コストを少なくとも10%削減。先物取引によるヘッジで、ジェット燃料も市場価格の25%引で購入しています。このほか、ハノイのノイバイ国際空港に「ベトジェット・グランド・サービス・センター」を開設し、運営コスト管理を改善するなど、運航経費の大幅な削減を実現しています。

ベトジェットエアはこれらの功績が評価され、航空貨物業界の国際誌「ペイロード・アジア」社主催の第7回ペイロード・アジア・アワードで、「ローコストキャリア・オブ・ザ・イヤー」と「ベリーキャリア・オブ・ザ・イヤー」の2つの賞を受賞しています。

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