仙台国際空港は2021年3月11日(木)、東日本大震災から10年を迎えるにあたり「震災10年メモリアルプロジェクト」を実施します。震災を風化させず、その記憶を教訓として未来へ継承する取り組みで、空港復興のあゆみを振り返る特別展示や、これまでの感謝を伝えるため出発便の見送りなどを計画しています。
仙台空港は東日本大震災の発生時、ライフラインが寸断。浸水で孤立した空港には旅行者や地域住民、スタッフなど約1,700人が取り残されました。全員退避まで6日かかり、甚大な被害を受けました。懸命な復旧作業で、震災発生から1カ月後の4月13日に国内線の一部を再開。同年9月には国際定期便が復活しました。
今回のプロジェクトでは3月14日(日)まで、当時の声や写真などの資料をもとに、被災から避難生活・復旧作業・暫定運用再開までの日々を振り返る展示や、空港内事業者からの感謝のメッセージ、復興への想いを描いた手作り絵灯籠を展示します。また、航空会社スタッフなどによる出発便の見送り、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」による到着客の出迎えを実施します。
これらの取り組みを通じて、仙台空港は復興支援への感謝と、災害の記憶と教訓を伝え続けます。
■「東日本大震災10年メモリアルプロジェクト」 <仙台空港復興のあゆみ特別展示> 期間 : 2月26日(金)~3月14日(日) 場所 : ターミナルビル1階センタープラザ <感謝メッセージ展示> 期間 : 3月5日(金)~14日(日) 場所 : ターミナルビル内各所 <絵灯籠展示> 期間 : 3月5日(金)~14日(日) 場所 : ターミナルビル1階センタープラザ付近 ターミナルビル2階イベントスペース <支援感謝のお見送り・お出迎え> 実施日 : 3月11日(木) <仙台・宮城観光PRキャラクター 「むすび丸」による出迎え> 実施日 : 3月11日(木)~14日(日) <復興空港ピアノ> 期間 : 2月19日(金)~3月12日(金) 場所 : ターミナルビル1階センタープラザ