仙台空港、「震災伝承施設」に登録 説明パネル設置などで風化を防ぐ

仙台空港、「震災伝承施設」に登録 説明パネル設置などで風化を防ぐ

ニュース画像 1枚目:仙台空港 東日本大震災の津波到達点(高さ3.02メートル)を示す「津波高表示」
© 仙台国際空港
仙台空港 東日本大震災の津波到達点(高さ3.02メートル)を示す「津波高表示」

仙台国際空港は2021年2月2日(火)、東日本大震災から得られた実情と教訓を伝承する施設「震災伝承施設」に登録されました。

2011年3月11日(金)、仙台空港は東日本大震災の発生時、ライフラインが寸断。浸水で孤立した空港には旅行者や地域住民、スタッフなど約1,700人が取り残され、全員退避にも6日かかったほど甚大な被害を受けました。懸命な復旧作業で、震災発生から1カ月後の4月13日(水)に国内線の一部を再開。同年9月には国際定期便が復活しました。

現在、仙台空港では、高さ3.02メートルの津波到達点を示す「津波高表示」、震災当時の様子を時系列で説明した「震災説明パネル」が常設展示され、災害の痕跡を感じることができます。また、空港内各所に、津波警報等発表時の避難経路を通知する「津波避難サイン」が設置され、今後の災害への備えも実施しています。

仙台空港は「震災伝承施設」として、災害から得た教訓を風化させることなく未来へ継承するとともに、安全・安心な空港を目指します。

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