COMAC開発中のC919、寒冷地試験をカナダで実施

COMAC開発中のC919、寒冷地試験をカナダで実施

ニュース画像 1枚目:開発中のC919
© COMAC
開発中のC919

中国商用飛機が開発を進めるCOMAC(コーマック)C919型機は、2021年にカナダの寒冷地で氷結試験を実施する計画です。カナダのインターナショナル・テスト・パイロット・スクールがC919の地上支援を担い、オンタリオ州のロンドン国際空港を拠点に試験に望む予定です。実施時期は2021年3月からの予定ですが、新型コロナウイルス感染症の影響など状況によって、2021年秋にずれ込む可能性があると発表されています。

C919は2017年5月5日(金)、上海・浦東で初飛行。2021年1月末までに6機の試験飛行機で認証手続きを進めています。マイナス25度からマイナス40度程度の厳しい外気温にさらされた環境に機体を置き、エンジンの始動や各種機能の正常な作動を確認するなど試験項目をクリアすることで、開発する機種の成熟度や信頼性を確認します。

極寒地に機体を運び、寒冷地試験を実施することは、開発段階も後半に入っていることが想定されます。

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