国土交通省航空局によると、2021年1月の日本国籍の航空機登録は、新規登録6機、抹消6機、予約登録6機でした。新規登録では、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンが機体記号(レジ)「JA001P」を登録しており、警察庁に納入予定のH225スーパーピューマとみられます。
商用機では全日空(ANA)が15機目のA321neoを「JA144A」、ピーチがA320neoを「JA203P」「JA204P」で2機、登録しました。ANA、ピーチの3機は全て、定期便運航のためライン投入済みです。
「JA89HA」は三井物産エアロスペースが登録しており、朝日川越ヘリポートが定置場です。この機体は、2019年10月に台風19号の影響で被災した「JA89QH」の代替機とみられます。アメリカ・フィラデルフィアで製造、試験飛行後に日本へ輸送され、すでに日本でも飛行しています。
抹消登録では、ANAが計4機を退役させています。737-700、767-300、777-200、777-300といずれも機種は異なりますが、コロナ禍の影響を受け、退役機数が増えています。このうち、777の「JA705A」「JA732A」はいずれもモハーヴェ、「JA8971」はロズウェル、「JA17AN」はツーソンにそれぞれフェリーされています。また、「JA12JJ」はジェットスター・ジャパンから籍を離れ、オーストラリア・アリススプリングスで保管中です。
「JA04GB」は2017年5月に鹿児島空港を定置場として登録、その後はホンダエアポートに移されています。本田航空、スカイトレックが主に使用していましたが、メキシコへ売却されています。売却サイトに掲載されている情報によると、およそ1億3,800万円超で成約した模様です。
■2021年1月 新規登録機登録日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 製造番号 |
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2021-01-05 | JA001P | エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンRG | EC225LP | 2999 |
2021-01-07 | JA99DR | クリアネット | B300 | FL-1076 |
2021-01-14 | JA203P | 全日空商事アイリスリーシング(ピーチ) | A320-251N | 10356 |
2021-01-15 | JA89HA | 三井物産エアロスペース | AW139 | 41576 |
2021-01-21 | JA144A | ティーエルシーカルミア(ANA) | A321-272N | 10363 |
2021-01-21 | JA204P | 全日空商事ピオニーリーシング(ピーチ) | A320-251N | 10392 |
抹消日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 抹消理由 |
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2021-01-15 | JA8971 | ANAホールディングス | 767-300 | 航空の用に供さないため |
2021-01-19 | JA705A | ANAホールディングス | 777-200 | 航空の用に供さないため |
2021-01-19 | JA04GB | SKYTREK | Kodiak100 | メキシコ合衆国Enrique A Tron Berenguerに売却のため |
2021-01-21 | JA17AN | ANAホールディングス | 737-700 | 航空の用に供さないため |
2021-01-21 | JA732A | ANAホールディングス | 777-300ER | 航空の用に供さないため |
2021-01-22 | JA12JJ | JJTEC1(ジェットスター・ジャパン) | A320-232 | 航空の用に供さないため |
■2021年1月 予約登録機
JA82TH、JA416A、JA239A、JA7212、JA76EL、JA109Q