アメリカ空軍、B-1Bランサーの退役はじめる

アメリカ空軍、B-1Bランサーの退役はじめる

ニュース画像 1枚目:エルスワース空軍基地でのB-1Bランサー
エルスワース空軍基地でのB-1Bランサー

アメリカ空軍は2021年2月18日(木)、B-1Bランサーの一部退役を開始しました。退役した機体はエルスワース空軍基地からデビスモンサン空軍基地に向かったと見られます。1機は試験のためにエドワーズ空軍基地へ、さらにウィチタ州立大学での研究用、地上での静的展示の機体もあります。

B-1Bランサーは可変翼の大型爆撃機で、冷戦終了後は中東・アフガニスタンなどでの作戦に使用されました。低空で速度を落とし、主翼を前方に開いた状態で飛行することが多いこの任務では、想定以上に機体構造部の寿命を消耗しました。アメリカ空軍は2019年に一部を早期に退役させる計画を発表していました。

B-1Bランサーは現在62機が稼働しており、このうち17機は退役、45機が運用を継続します。17機のうち4機は、「タイプ2000」で保管されます。保管のうち、「タイプ1000」は現役復帰も可能な状態で保管しますが、「タイプ2000」は現役機のため部品とりも可能な状態での保管です。いずれの保管方法でも隙間や穴を覆い、湿気や野生動物が侵入しないよう2段階のシーリング処理が施されます。

退役するB-1Bの一部機体は、作戦能力を保つ状態で保有するには、1機あたりおよそ1,000万~3,000万ドルのコストが必要な状態です。このため、次期戦略爆撃機として開発が進められているB-21レイダーに予算が割り当てられます。

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