豪空軍P-8A、3月上旬から嘉手納展開 北朝鮮瀬取り監視

豪空軍P-8A、3月上旬から嘉手納展開 北朝鮮瀬取り監視

ニュース画像 1枚目:ハープーン・ミサイル搭載したオーストラリア空軍P-8Aポセイドン
© Department of Defence, Australia / SGT Pete Gammie
ハープーン・ミサイル搭載したオーストラリア空軍P-8Aポセイドン

オーストラリア空軍は2021年3月上旬から下旬にかけて、在日アメリカ軍嘉手納飛行場にP-8Aポセイドンを派遣します。外務省・防衛省が発表しました。国連軍地位協定に基づき、北朝鮮船舶の違法な海上活動、いわゆる「瀬取り」を含む警戒監視を担います。

オーストラリアによる北朝鮮船舶の監視活動を目的とした派遣は、2018年以降8度目です。オーストラリア空軍のP-8Aポセイドンの嘉手納派遣は、最近では2020年2月中旬、2020年9月下旬から10月下旬に続く活動です。

「瀬取り」への航空機による警戒監視活動は、在日アメリカ軍嘉手納飛行場を拠点に実施されています。オーストラリア空軍がP-8Aポセイドンを2020年9月下旬から10月下旬にかけて派遣、ニュージーランド空軍がP-3K2哨戒機を10月下旬から11月下旬、さらにカナダ空軍がCP-140哨戒機を11月上旬から12月上旬にかけて派遣、監視活動を実施しています。

国連安保理決議では、北朝鮮の船舶が関連する海上で積み替える、いわゆる「瀬取り」は禁止事項になっています。日本政府は、北朝鮮の大量破壊兵器やあらゆる射程の弾道ミサイル廃棄をめざし、国際社会が団結した一連の取り組みを歓迎しています。

日本側は、海上保安庁と海上自衛隊が、安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集を実施し、関係国と緊密に協力・連携しています。

メニューを開く