ボーイングと豪空軍開発の無人機「ロイヤル・ウイングマン」、初飛行

ボーイングと豪空軍開発の無人機「ロイヤル・ウイングマン」、初飛行

ニュース画像 1枚目:ロイヤル・ウイングマン初飛行
© Boeing
ロイヤル・ウイングマン初飛行

ボーイング・オーストラリアとオーストラリア空軍(RAAF)は2021年3月1日(月)、共同開発する概念実証無人機「ロイヤル・ウイングマン」1号機で初のテスト飛行を実施しました。オーストラリア・ウーメラの地上管制施設からボーイングのテストパイロットがロイヤル・ウイングマンの挙動を監視し、初飛行に導きました。

ロイヤル・ウイングマンは自律システムと人工知能を統合した無人機で、空中戦やさまざまな任務の補完・拡張を意図した機体です。2020年には飛行前の試験項目として自律走行を実施し、滑走路上でのタキシング、自走状態の制動確認、方向制御を含む操舵、制動、エンジン制御など、動いている状態で機体システムの各機能や統合性が確認されていました。

今回の初飛行により、飛行機能の検証や機能実証の段階に入ります。今後は、さまざまな速度や高度で所定のルートを飛行する試験を実施します。さらに別のロイヤル・ウイングマンの機体製造も進められており、2021年後半には複数機での編隊飛行などの試験も計画されています。

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