ヒロサワ・シティに新航空ミュージアム、YS-11やタロ・ジロ救出のS-58展示

ヒロサワ・シティに新航空ミュージアム、YS-11やタロ・ジロ救出のS-58展示

ニュース画像 1枚目:記者発表の様子、オンラインより
© FlyTeam ニュース
記者発表の様子、オンラインより

茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティーは、YS-11量産初号機、機体番号(レジ)「JA8610」に加え、国立科学博物館(科博)筑波研究施設などから展示されていない航空機を受け入れ、新たな航空ミュージアム「科博廣澤航空博物館」を開設します。官民が協力する一般財団を立ち上げて運営、地域振興にもつなげます。

新たな航空博物館には、YS-11量産初号機を中心に、南極に残されていたカラフト犬「タロ」「ジロ」を救出したことで知られるシコルスキーS-58(HSS-1)、1952年に日本グライダー倶楽部によるグライダー公開飛行大会が行われ飛行した戦後の航空再開のきっかけとなった「電建号」が展示されます。さらに、1976年12月31日に海上自衛隊下総基地で飛行時間の世界記録を樹立したストークB、2020年7月まで科博・上野本館で展示していた零式艦上戦闘機が主なものとなります。

新型コロナウイルス感染症の拡大が、博物館内の展示を整備する作業にも影響し、2021年内をめどに公開を目指しています。科博から提供する機体は5機、そのほかエンジンなども展示し、広く航空文化の歴史に触れてもらう展示となります。

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