777パートナーズ、ボーイング737 MAXを24機発注

777パートナーズ、ボーイング737 MAXを24機発注

ニュース画像 1枚目:ボーイング 737-8-MAX
© Boeing
ボーイング 737-8-MAX

アメリカの投資会社777パートナーズは2021年3月12日(金)、ボーイング737 MAX 24機について、発注契約を締結しました。この契約は、737-8型機を24機購入、購入権60機分も付帯しています。777パートナーズは、主に格安航空会社(LCC)向け機材として、世界各地の航空会社にリースする予定です。

777パートナーズは今回の発注で、737-8の座席あたりの経済性を活用し、低価格運賃の航空券を提供する航空会社を支援します。同時に二酸化炭素排出量の削減により環境に優しい移動の実現に近づくことができると、投資の狙いを説明しています。特にコロナ禍では、機敏、かつコスト効率を重視するLCCが新たな市場を獲得する機会となっています。需要回復に入る局面で、効率性に優れた機材が求められると777パートナーズはコメントしています。

737-8の航続距離はおよそ6,510キロメートルで、先代のボーイング737-800型機と比べ、燃料使用量とCO2排出量は16%削減しています。機内仕様はボーイング・スカイ・インテリアが標準で、LED照明で飛行時間にあわせた快適な空間を演出し、回転式の大型頭上収納ボックスは収納量が拡大しています。

ボーイング737 MAXを巡っては、サウスウエスト航空が追加発注する見通しが伝えられている一方、南アフリカのコムエアは発注済み分をキャンセルする観測も出ています。コロナ禍の状況も重なり、2021年は受注とキャンセルとを相殺した純受注が増加するのか、今後を占う注目点となりそうです。

メニューを開く