エア・カナダ、A220にTCAレトロ塗装

エア・カナダ、A220にTCAレトロ塗装

ニュース画像 1枚目:A220 TCAレトロ塗装
© Air Canada
A220 TCAレトロ塗装

エア・カナダは2021年3月15日(月)、エアバスA220-300型機に同社起源のトランス・カナダ航空(TCA)の特別塗装を施し、公開しました。機体記号(レジ)「C-GNBN」のデリバリーにあわせ、特別塗装で運航を開始します。

エア・カナダの前身、トランス・カナダ航空は1936年に設立、1937年に運航を開始。現在の名称は1964年に変更、当時は国営企業の1つでしたが、1970年代に民営化しました。

特別塗装は、長い伝統に敬意を払う意味があります。最初に登場したTCA塗装は、エア・カナダ創立60周年を迎えた1997年8月にエアバスA319型機、機体記号(レジ)「C-FZUH」でした。この塗装はトゥールーズで作業が実施され、モントリオールへのデリバリーフライトにはエア・カナダのスタッフも搭乗し、全社的に祝いました。この機体は、2021年1月に退役しています。

これに変わる特別塗装機として、北米各地で運航されるA220にTCA塗装が施されました。ケベック州で設計・製造されたCS100、CS300の名称変更したカナダ由来の航空機A220にTCA特別塗装を施すことで、カナダでの航空分野の重要性を表現します。

このレトロ塗装は、作業日数9日間、エアバスのスタッフ75名、塗装には4色・350リットルの塗料を使用しています。この塗料は環境に配慮し、揮発性有機化合物(VOC)の含有量が少ない表面処理液「ソコゲル」を使う初めての航空機でもありました。

メニューを開く