完全退役を目前に控えるF-4ファントムIIの現役最後の1機、「07-8429」が2021年3月15日(月)、築城基地に到着しました。岐阜基地の飛行開発実験団所属機で、そのロゴ入りの尾翼のままで築城基地に到着しています。
築城基地でのF-4運用は、1977年8月にF-4EJ戦闘機を擁する第304飛行隊が新編された時に遡ります。304飛行隊は1990年にはF-15J/DJ戦闘機に機種を更新しており、近年は航空祭などの際に見学できるに留まっていました。今後、「07-8429」は築城基地の基地公開などの際に見学できるように整備されます。
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これにより、岐阜基地で現役の機体は1971年にマクドネル・ダグラスから受領した空自初の「17-8301」をはじめ、「47-8336」「07-8431」の3機になった模様です。