空自F-4ファントムII、明日3月17日にラストフライト 完全退役

空自F-4ファントムII、明日3月17日にラストフライト 完全退役

ニュース画像 1枚目:2014年、岐阜基地航空祭で301号機はじめ6機駐機。この姿はもう見れない (apphgさん撮影)
2014年、岐阜基地航空祭で301号機はじめ6機駐機。この姿はもう見れない (apphgさん撮影)

航空自衛隊の戦闘機、偵察機として活躍してきたF-4ファントムIIが2021年3月17日(水)、岐阜基地でラストフライトを実施し、完全退役します。当日は、飛行開発実験団の所属機でシリアルナンバー「17-8301」「47-8336」「07-8431」の現役3機が飛行する模様です。

3機の中でも「17-8301」は、マクドネル・ダグラスで製造され、1971年に空自が導入したファントム初号機でもあります。日本に配備されたファントムの歴史を最初から最後まで刻み、まさに任務完遂した機体として、後世に記憶されることとなります。この機体には現在、「PHANTOM FOREVER」と胴体横に記されています。

「07-8431」は、1980年1月に領収、1984年にF-4EJ改として近代化改修された初号機です。この改修は、レーダー、火器管制(FCS)システムの近代化、航法、通信能力の向上、搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上などで、飛行性能の面ではF-4EJとは大きな差はありません。

1974年に空自に導入された「47-8336」は、2015年10月の岐阜基地航空祭にあわせ、愛称「ブラックファントム」として親しまれた飛行開発実験団60周年記念塗装機です。2015年7月にロシアのソユーズで国際宇宙ステーションに向かった油井宇宙飛行士にちなみ、宇宙をイメージした塗装が施され、7カ月の短い間でしたが多くの人の記憶に残る1機でもあります。現在は、通常塗装となっています。

飛行開発実験団60周年記念塗装機「ブラックファントム」

なお、完全退役を目前に控える3月15日(月)、「07-8429」が築城基地に移動し、岐阜基地の所属機は上記の3機となっていました。

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