アマゾン・エア、最北の拠点開設 フェアバンクス国際空港に就航

アマゾン・エア、最北の拠点開設 フェアバンクス国際空港に就航

ニュース画像 1枚目:サンカントリー・エアラインズ運航のアマゾン・エア向け737-800F (zettaishinさん撮影)
© FlyTeam zettaishinさん
サンカントリー・エアラインズ運航のアマゾン・エア向け737-800F (zettaishinさん撮影)

アマゾンは2021年3月18日(木)、アラスカ州のフェアバンクス国際空港に新たなゲートウェイを開設、業務を開始しました。アマゾン・エアのアラスカ州内は2拠点となり、今回の拠点は世界で最も北に位置する航空貨物ゲートウェイになります。アマゾンの就航地はアメリカ国外を含め40地点で、フェアバンクスは41地点目になります。

初便は、アマゾン・エアが運航を委託するサンカントリー・エアラインズのボーイング737-800型貨物機、機体記号(レジ)「N7907A」がSY3051便として、ポートランドからフェアバンクスに飛行しました。ポートランド/フェアバンクス間は、デイリー運航を計画しています。

フェアバンクス国際空港はアマゾン・エアの就航を歓迎し、新拠点の開設でアラスカ州北部地域におけるアマゾンの存在感が高まるとコメントしています。コロナ禍の影響を受け、必要な商品を迅速・効率的に配送するため、アマゾンと協力していく方針も示しています。なお、アマゾン・エアはこの新拠点の開設に伴い、委託する物流パートナーを通じて、新たに50名程度を雇用する計画です。

就航便を運航したサンカントリー・エアラインズは、アマゾン・エア向けに737-800Fを10機運航する契約を締結しています。アマゾン・エアは737-800Fを現在、21機運航しており、この機種は39機まで増やす計画です。このほか、ボーイング767-300型貨物機も40機超となっており、アマゾンはeコマースの販売から輸送まで自社で網羅する仕組みの構築を進めています。

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