ワクチン空輸、成田に11便目到着 機材大型化で777-300ER使用

ワクチン空輸、成田に11便目到着 機材大型化で777-300ER使用

ニュース画像 1枚目:ANA 777-300ER
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ANA 777-300ER

新型コロナウイルス・ワクチンを輸送する第11便が2021年4月5日(月)、ベルギー・ブリュッセルから成田空港に到着しました。これまで新型コロナウイルス・ワクチンの日本への空輸はボーイング787-9型機を使用していましたが、4月5日(月)は777-300ER型機の機体記号(レジ)「JA797A」を使用。1回の輸送量の増加に対応しました。

政府は4月12日(月)から医療従事者だけでなく、高齢者向けのワクチン接種を並行して実施する体制に移行します。第7便が3月29日(月)に到着して以降、1週間に第8〜10便が到着。この詳細は、政府が便、輸送量とも非公開としていますが、高頻度で輸送される体制になり、輸入量も増加しています。今回の機材大型化で1回あたりの輸送量も増え、4月末から本格化する高齢者への優先接種に向け、輸送体制も強化されます。

医療従事者向けには5月10日(月)の週に2回分の接種を各自治体に配布完了する予定。高齢者向けには4月12日(月)の週から接種を開始し、6月末までに3,600万人分の2回接種を完了する目標です。

現在のワクチン輸送は、空輸がANA、地上はDHLグローバルフォワーディングジャパン、そしてファイザーが連携し、国内各地へ配送しています。

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