ロッキード・マーティン、デンマーク向けF-35A初号機 納入

ロッキード・マーティン、デンマーク向けF-35A初号機 納入

ニュース画像 1枚目:デンマーク向けF-35ライトニングII
© Lockheed Martin
デンマーク向けF-35ライトニングII

ロッキード・マーティンは2021年4月7日(水)、デンマーク空軍(RDAF)向けF-35AライトニングII初号機を納入しました。デンマーク空軍向け初のF-35Aは製造番号「L-001」です。2020年7月にエレクトリック・メイト&アッセンブリー・ステーション(EMAS)で組立作業が始まりました。4月下旬には、デンマーク空軍のF-35パイロット養成訓練が始まる予定です。

「L-001」は4月下旬にアメリカのルーク空軍基地で、デンマーク空軍に引き渡される予定です。デンマーク空軍の初号機を使用してパイロット訓練を開始し、2023年にはスクリュズストロプ空軍基地に配備されます。デンマーク向けF-35は、2026年までに27機の製造、納入が予定されています。これを受け、デンマーク空軍はF-16AM/BMの更新を完了し、2027年にもF-35が完全稼働する状態になる見込みです。

ロールアウト式典では、デンマークのトリーン・ブラムセン国防相が「F-35は、今後数十年にわたり、デンマークの国防の中心になる」と祝辞を寄せました。また、アメリカやヨーロッパ諸国とともに平和、安定、自由と民主主義を守るために重要な装備とも語っています。

デンマークは1997年からF-35の開発計画「統合打撃戦闘機(JSF)」に参画。F-35ライトニングIIプログラムのパートナーとして、F-35のパイロン、複合材、ソフトウェア・ソリューション、レーダー部品、水平尾翼などの部品を製造しています。

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