アエロフロート、モスクワ・シェレメーチエヴォに新格納庫を増設

アエロフロート、モスクワ・シェレメーチエヴォに新格納庫を増設

ニュース画像 1枚目:シェレメーチエヴォ国際空港で稼働したアエロフロート・グループの新格納庫
© Aeroflot
シェレメーチエヴォ国際空港で稼働したアエロフロート・グループの新格納庫

アエロフロート・ロシア航空は2021年4月、モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港に新しい格納庫を増設、稼動を開始しました。アエロフロートのボーイング777-300ER型機がこの格納庫を利用して、初めてC整備が実施されました。

この格納庫は15,000平方メートルの広さを確保し、アエロフロートが保有するボーイング737型機、ボーイング777型機、エアバスA350型機、エアバスA320ファミリー、スホーイSSJ100型機など、グループ会社を含むロシア製、欧米製の航空機メンテナンスを手がけます。

新格納庫は、シェレメーチエヴォ国際空港の北ターミナルビルに位置しています。格納庫は、定期・不定期のメンテナン作業場、客室メンテナンスの作業場、機体とコンポーネント修理エリアが設けられています。さらに、メンテナンスを円滑に進めるためスペアパーツ、資材、工具、機器を保管する倉庫2つが併設されています。オフィススペースには、技術管理部門、調整部門、チーフエンジニアなどが勤務します。

この格納庫はワイドボディ1機とナローボディ2機を同時に収容でき、主にC整備以上の重整備を集中的に対応します。格納庫の運営は、アエロフロート・グループ子会社のMRO企業、A-technicsが担います。

なお、A-Technicsは現在、シェレメーチエヴォ国際空港に2箇所、オレンブルク中央空港に1箇所、計3つの格納庫複合施設を運営しています。

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