737 MAX、バックアップ電源系統の問題 一部機材が運航停止

737 MAX、バックアップ電源系統の問題 一部機材が運航停止

ニュース画像 1枚目:737 MAXファミリー
© Boeing
737 MAXファミリー

ボーイングは2021年4月9日(金)、737 MAXの電気系統に問題があるとして、定期便の運航への投入を止め、改修に対処するよう16社に勧告しました。737 MAXは世界で運航再開しつつありますが、影響を受ける16社は対象の機材を運航停止し、対応に当たっているとみられます。

アメリカン航空は、737 MAXを41機保有していますが、今回の問題を受けて運航ラインから外した機体は17機。サウスウエスト航空は58機保有のうち30機、ユナイテッド航空は30機保有のうち16機、アラスカ航空は保有する4機全てを運航停止としています。アラスカ航空は2021年に737 MAXを受領しており、運航停止の対象となる機材は製造時期によって影響を受けているとみられます。アメリカ連邦航空局(FAA)からも詳細が示されていないため、問題のある時期は特定できません。

FAAは、電気系統の問題はバックアップ電源制御装置の動作に影響を与える可能性があるとコメントしています。この不具合は製造時に発生した問題とみられ、このため特定の製造時期の機体に限定して、対応を行っている模様です。

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