イカロス出版から2021年4月13日(火)、「4発JETエンジン機 COMPLETE GUIDE」が発売されました。「4発JETとは何か?」の説明に加え、ボーイング747-8型機、747-400型機、エアバスA380型機、A340型機など、4発ジェットエンジンを搭載する機材の写真やディテールを解説。民間機に限らず、C-5、C-17などアメリカ空軍戦略輸送機、KC-135空中給油機などの軍用機も紹介している「4発JETのバイブル」です。
このほか、4発JET旅客機の盛衰、あゆみや設計理論、テクニカルな側面も含めた徹底分析にページを割いてます。独自の進化を遂げてきた軍用機では、B-1やTu-160などの超音速爆撃機、純国産で開発された日本のP-1哨戒機なども掲載。スペシャル・エアリフターとして、アントノフAn-124、747LCFドリームリフター、イリューシンIl-76も登場します。
A4サイズで148ページ、価格は税込2,750円です。イカロス出版ホームページのほか、Amazon、楽天などから購入できます。
■目次 <第1章:AIRLINER> 【現代の4発JETエアライナー】 ・BOEING 747-400 ・日本貨物航空 BOEING 747-8F ・AIRBUS A380 ・ルフトハンザ ドイツ航空 AIRBUS A340-300 【4発JETエアライナー進化論】 ・進化論〈1〉4発JETの誕生 ・進化論〈2〉主翼パイロン方式という主流 ・進化論〈3〉リア4発JETの狙いと要注意点 ・進化論〈4〉「たった4発」で飛ぶ巨人機 ・進化論〈5〉4発JETエアライナーの終焉 ・進化論〈6〉超音速への推進力 コンコルドという教訓 【超大型機専用の巨大施設を擁する米欧の3工場】 ・4発JETが生まれる場所 Everett/Toulouse/Hamburg <第2章:MILITARY> 【最強の4発JETミリタリー】 ・勝つための、アメリカ空軍輸送機3世代 ・空中給油で戦うKC-135 ・海上自衛隊 P-1哨戒機が語る多発エンジンの優位性 ・米空軍・戦略爆撃機の4発JETストラテジー <第3章:4発JETエンジンの理論> ・4発JETとは何か? ・4発JETのメリット/デメリット <第4章:SPECIAL AIRLIFTER> 【4発JETスペシャル・エアリフター】 ・貨物機を超える、An-124という輸送力 ・747LCFに見る、ただ一つの目的に特化した派生種 ・異なる評価軸で語るべき、IL-76という4発カーゴ <OTHERS> ・A340初号機MSN001を改造した Airbus Flight Labという研究機 層流デモンストレーター“BLADE" ・胴体後方、赤外線望遠鏡で宇宙を見る747SP 成層圏赤外線天文台“SOFIA" ・1980年代、短距離離着陸への技術的挑戦 低騒音STOL実験機「飛鳥」 ・それは必要推力を得るための解決策として 航空機の多発エンジンを考える。